仲間川天然保護区域

仲間川は西表島の東側を流れ、長さ約12km、流域面積32.3㎢の規模を誇り、西側の浦内川とともに西表島を代表する川。この仲間川の河口から5kmにわたる流域には、壮大なマングローブ林が発達しており、その規模は国内最大といわれています。

ウブンドルのヤエヤマヤシ群落

仲間川河口から約6km上流の北側斜面に広がるヤエヤマヤシの群落で、樹高5~20mにおよぶものが100本以上もあり、他の植物より突き出し特異な景観をみせています。ヤエヤマヤシは西表島と石垣島にのみ自生する一属一種の植物で、
このウブンドルの群落は、西表島の星立や石垣島の米原と並び、大変貴重な自生林になっています。

古見のサキシマスオウノキ群落

サキシマスオウノキは、主にマングローブ林の後方や湿地周辺で生息する著しく発達した板根が特徴的な常緑の高木。本種はアオギリ科に属し、琉球列島では西表島をはじめ宮古、沖縄、奄美の各島々に分布しています。
この古見集落南側の前良川河口右岸一体は、三離御嶽の御嶽林であり、国内最大規模を誇る群落です。

船浦のニッパヤシ群落

ニッパヤシの自生地は、西表島西部の船浦湾に注ぐヤシミナト川下流のマングローブ林内にあり、天然記念物に指定。
ニッパヤシは、西表島を北限とする一属一種の熱帯性ヤシ科の植物で、泥の中に地下茎を走らせ、そこから直接大きな葉柄を出して生えています。
主にフィリピン、マレーシアなどの熱帯地方に分布し、台湾にはなく、日本でも本地域と内離島でしか見ることのできない貴重な植物です。

  • イリオモテヤマネコ
    世界中で西表島にだけ生息している一属一種な野生のネコ。
    1965年に発見され、1967年の動物学会の発表で、今世紀最大の発見とまで言われました。本種は、原始的なネコの特徴を残しており、その体型は頭・胴が長く、尾は太く短くイエネコよりもやや大きめ。
    現在の生息頭数は、100頭前後と推定されています。
  • カンムリワシ
    日本では石垣島、西表島、与那国島にのみ生息する固有亜種。
    県内で生息するワシタカ類としては最大級。(全長約55cmほど)
    全体的に茶褐色な体の色に白い小斑点があり、頭に長い冠状の羽が生えていることから「カンムリワシ」と名付けられている。山裾から平地にかけて優雅に飛び、木の枝や電柱の上から獲物が現れるのをじっと待っている姿を見ることができます。
  • リュウキュウキンバト
    八重山諸島にのみ生息する固有亜種で、全長約25cm、翼と背に緑色の金属光沢のある美しい小型の鳩。
    頭部は青灰色、額から眉斑のあたりは白色、胸から腹にかけては紫がかった灰色で、くちばしと足は赤色。
    キンバトの仲間は、インドから東南アジア、ニューギニア、オーストラリア北部に分布しているが、リュウキュウキンバトが分布の北限にあたります。

星立天然保護区域

星立集落後方の金座山に自生するヤエヤマヤシの群落から、浦内川河口にかけて発達したマングローブ林は天然保護区域に指定。
マングローブ林内には、メヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギモドキ、ヒルギダマシなどが生えていて、その外側にはシチトウイ、ヒルギカズラ、ヒトモトススキ、イリオモテシャミセンヅルなどが生えている。
また、泥地には中国南部、インド、マレーシアなどの熱帯系海岸地帯に自生し、台湾ではみられない、ワラビ科のミミモチシダも群生しています。

セマルハコガメ
西表島、石垣島、台湾および中国南部に分布する陸生の亀。腹甲がちょうつがい状になっていて、手足を引っ込めた時に腹甲でふたを閉じたようになるのが特徴。
甲羅の長さは13~16cmで、暗褐色の背甲に淡黄褐色の背中線入り。
森林周辺部やマングローブ林の湿地・池沼付近に生息。
ふだんは倒木の下や落葉の下や岩石の隙間などに隠れていて、夜間や雨天時に餌を探して歩き回り、ミミズ・カタツムリ・草木の種実を食べています。

仲の神島海鳥繁殖地

参考・写真:竹富町教育委員会「竹富町の文化財」

西表島の南西約15kmに位置する無人島、仲の神島海鳥繁殖地仲の神島。
周囲1.26km、面積0.15平方キロメートルの東西に細長くのびた小島に、生息する海鳥は、セグロアジサシ、クロアジサシ、カツオドリ、エリグロアジサシ、ベニアジサシ、アオツラカツオドリなどが確認されています。

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